メニュー作成は苦悩する!お弁当屋さんのメニューへの考え!
毎日配達のお弁当屋さんは、毎日献立を変えなければお客様に飽きられてしまう。
それは、どこの地域にいってもそうだ。
お弁当屋さんはメニュー作りに苦労する。
昼だけで考えてみましょうか。
月にだいたい25日営業したとしましょう。
そうすると、25日分の昼のメニューを考えなければいけない。
メインだけならいい。
副菜も同じだけ考えないといけない。
メインが1種類。
副菜が3種類。
すると、1日の献立に4種類の料理が必要になる。
それが、25日になると・・・
そう。100個の料理を考えないといけなくなる。
しかも、朝昼晩ってなったらその3倍考えなければいけない。
そうすると、だんだん食材もメニューも偏って
「あれ、これ前にも食べたな」とか
「またこれ入ってるじゃん」ってことになりかねない。
慣れていない人になるとメニューで苦労をします。
「あーもう考えるの嫌だー!」ってことにもなりかねないです。
今日は、そんなことにならないためにも、お弁当屋さんのメニューについて考えてみたいと思います。
①メニューを自分たちで考える
メニューを自分たちで考える場合、原価計算から考えることができるので、利益は取りやすいです。
しかも、お客様の声を直にお弁当に反映することができるので、お客様からは
「あ、この前言ってくれたこと伝わったのね」って思われることもあるでしょう。
そうすると、根強い人気のお弁当屋さんになる。
しかし、これは苦労をすることにもなる。
前述でも書きましたが、メニューを考えるというのは料理を100個考えることになる。
しかも、組み合わせや季節などを考えて組み合わせていかなければいけない。
「メニュー開発担当」を雇う余裕のある企業はいいかもしれないが
出始めはそうは言ってられない。
自分で考えそれをメニューにしていかなければいけない。
しかも、メニューをお客様に配布しなければいけないので、チラシも作成しないといけない。
そんなことができるのは大手のお弁当屋さんぐらいかもしれない。
しかし、この域までくると他のお弁当屋さんは追いつけなくなる。
弁当屋さんをやるならこの域まで達したいものです。
②メニューを「メニュー作成業者」から買う
実はメニューは買うことができる。
これは一般の方は知らないかもしれないが、メニューを作成している会社は意外とたくさんある。
しかも、「カラーメニュー付きです」とか言って、印刷したメニューまで買うことができる。
メニューにのっている料理も、レシピが作成されていて調理人はそれを見て調理をすればいい。
なんとも便利に思える「メニュー会社」。
しかし、メニューが会社は、食品卸と繋がっていることが多く、このメニューのこの料理は「この業者から買ってね」とか指定されたりする。
そうするとどうなるか。
利益が少なくなる。
メニュー会社は、メニューを毎月買ってくれるところが、30社あればそこに、5万で販売したとしましょう。
30×5=150万!
大きなお金ですね。
しかも、卸業者と繋がっているからそこからもお金が流れてきそうだ。
そう考えると、なんだかメニュー会社から買いたくなくなりますよね(笑)
③FCに加盟してメニューをもらう
フランチャイズ(FC)契約した場合はまた、メニューの考え方は変わってくる。
FCの本店がメニューを作成してくれるので、
「メニューを買って」という認識より、
「メニューを上げますので一緒に弁当うっていきましょ!」って感じになります。
本当は、加盟料とかインセンティブなど払うものは払わないといけないが、それ以上に「仲間なんだ」っていう意識は高い。
しかも、お弁当屋さんとは何ぞやといろんなアドバイスも頂ける。
最初のうちは加盟しておくとお弁当屋さんのノウハウをたくさん学ぶこともできるかもしれない。
FCにのめりこみすぎて儲けを見失わないようにしておけば、これはこれで「あり」だと私は思います。
まとめ
メニュー1つでいろんな考え方ができますね。
大きな目標を掲げるなら自分で作るもよし。
ノウハウを集めるならFCに加盟するのもよし。
手っ取り早くいくならメニュー会社から買うもよし。
どれも間違いではない。
この判断は目指す場所によると思う。
ただ一つ言えるのは、一人でやるには「時間」が足りなくなってくる。
営業、配送、調理、盛り付け、受付、洗い、メニュー作成。
すべて一人ではできなくなってくる。
そのとき、一番手の借りたいところはどこか。
儲けたお金をどこに使うか。
考えると未来も開けてくる気がする。